2017年03月12日

「地域密着じゃなく地域愛着」

[気仙沼出向生活1386日目 残り19日]

九州からの昔の仕事の先輩の来客。
福岡の地域のスーパー、サンピットの社長、久次 辰巳先輩。
厳しかった経営を社長を継がれてから地域に向き合う経営方針を徹底して黒字化し、地域になくてはならない存在に変えた方で、その経営方針を生で聞いてこれは気仙沼の小売事業者の方は絶対聞いた方がいいと感じた。

D06F452A-0DCF-48E3-94CE-BDA1484EC7FD.jpg

一番印象に残ってるのは、

「地域密着じゃなく、地域愛着までやってこそ」

という言葉。
話し方も顔まで鶴瓶にソックリで、最近その鶴瓶さんの番組にも出られたとのこと(笑)
すっかり地域活性の有名人になられてて、明後日14日のテレビ「ガイアの夜明け」にも出演される予定です。
地域内で商売を続ける事業者の方や地域活性に関わる仕事をされてる方は是非ご覧いただくことをお勧めします。


それにしても今日食べたメカジキは格別に美味かった!!
F1C7AE03-1616-4050-AA8E-C4A64D9FDCD6.jpg236CE4D0-B602-4CC5-BBEE-3524E5F21AEE.jpgF66325E6-AB8E-41CA-B4DE-3DD932FD71B2.jpg
posted by インディ at 22:38| 宮城 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月11日

住んでる間に迎える最後の311

[気仙沼出向生活1385日目 残り20日]

今日は311。
自分として被災地に住んでて迎える最後の311。
未曾有の災害が起こった日であるとともに日本中が今の世の中や当たり前の暮らしに、このままでいいのか?と疑問が湧き生き方が変わった方がたくさん生まれた日。
あれから6年、自分もあの日以降生き方がすっかり変わってしまったその一人として今日を迎える。

B95AA206-8B61-4FE7-ADA8-1DD2CD50211E.jpg

あの日から丸2年後の2013年に気仙沼に赴任して仮設住宅での生活を始めた。
震災当日による価値観の変化もさることながら、その後のこの被災地での仮設住宅での生活にまた価値観を変えられた。
山奥に、薄い壁を隔てただけの簡素な仮設の部屋で、津波で自宅を流された方々と生活をさせてもらった経験は言葉では言い尽くせないほどたくさんものを学ばせて頂いた。
当時は都会からの復興支援ではなく、現地のこの場で生活しながら何か地元の役に立てることを探すというこの環境はすごく辛かった。
役に立つどころか集団生活にうまく溶け込めず怒られてばかりで、ぶっちゃけ言えばただの足手まとい。
特に名札もない人間にできる仕事らしい仕事なんてほとんどなかった。
仕方なく途方にくれてた時に偶然仮設の方からの勧めで始めた畑。
何もできることがないならせめて自分のものは自分で作ろうとやり始めたらどんどん収穫できて、いっときは「畑のブログを書いてる外人風のオジサン」という名札で町にようやく溶け込んでいけたように思う。

あれから4年、まもなくこの街での出向生活を終えるに当たって思うのは本当にこの街に住めて良かったということ。
この街の方々から東京のビジネスアニマルだった自分は生きる意味を教わった。
ビジネスアニマルとしての『成長』は語れても、何のために人は生きてて『成長』するのか、なんて考えたこともなかった。
だから本当にここで住めたことやここで起こった出会いには感謝している。
ただその理由が6年前のこの日に起こったこの災害がきっかけなのだということだけが本当に皮肉なこと。
間違いなく6年前の今日がなければ自分は気仙沼の地名も知らずに死んでいってたと思う。
自分にとっては人生を変えてくれた運命的な日。なのに決して祝うことのできない日311。
正直、気仙沼に住んで以降一年のうちでもっとも複雑な気持ちになる日。
住んでる間に迎える最後の今日ですが、
亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。
そしてこの日をきっかけに出会うことができた皆様に心より感謝します。

写真は安波山からの311ヒカリ。
天に届く3本の矢がなんとかキレイに撮れました。

50F025D0-F490-4CEC-9FC9-ECC8B0DDF867.jpg

森 成人
posted by インディ at 19:48| 宮城 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

気仙沼じゃらん創刊から学んだこと

[気仙沼出向生活1382日目 残り23日]

今までの気仙沼での生活を振り返って思い出に残ってる取り組みの一つに『気仙沼じゃらん』の創刊という取り組みがある。

495E97A2-70EE-4FE0-A5FA-BC659464F153.jpg

一年目の冬、それまで特に気仙沼で観光の仕事ができてなかった自分に、

「気仙沼にじゃらんがあったらテンション上がるっちゃ。」 

と後押ししてもらった今は亡き観光課長補佐の一言で始まった企画。
自社のソリューションなので自分の口からは決して言えないこんな企画を実現に導いてくれたあの方には本当に感謝している。

1A3725B2-48FB-4DAE-AA55-A43858C61712.jpg

特段観光の知識もないし、何も成果もないんだからとにかく汗かいて自分達ができる復興支援をやろうと、自分達でページラフを描き、

BC7921E3-415C-41B2-A78F-70DECD832648.jpg

自分たちで撮影もして完成させたのはいい思い出。

025D8911-94D6-414F-BD31-907384F88BBE.jpg44BEDFEE-0CBC-4D8B-ADAD-3F13E6B4A574.jpg36317426-4F86-4F0D-8034-9687427CF3C6.jpg

ところがいざ世に出たら途端に、

「なぜあの店が載っててうちが載ってないの!!」

とクレーム続出、、
網羅性と平等性を基本とする地域の縛りを痛感した出来事。
思えば多分あの方はこの地域の縛りを突っ切るためにわざとやらせたのかもと思ったり、、
だからこそ今は思いっきりトンガれる機会を地元の人と怖がら作ることにチャレンジできてるようにも思う。
思うが地域においては結果の平等を追いすぎるきらいがあると思う。
むしろ機会の平等のなかで顧客から選ばれるひとを評価できる環境でないと人は育たないと思うし、その人達に飽きられさられてしまうと思う。
この出来事は都会しか知らない自分にとって、地域においての常識と非常識を根本から考えられるきっかけにいい思い出でもある。

posted by インディ at 01:53| 宮城 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする