2017年02月11日

せとうちDMO視察1日目

[気仙沼出向生活1357日目 残り49日]

今日は、兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛という7県にまたがる日本最大の広域DMOの本部せとうちDMO視察1日目。

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同じDMOというテーマを掲げる自治体として学べることがあると期待してはいたが、やはり規模の大きさと仕組みのダイナミックさには想像以上。
まず何より大きな違いは県をまたいでいるということ。16699828_1228884363862018_197809752_n.jpg

市だけでもまたぐと大変なところを県を7つも、しかも本州と四国の両方にまたがって管轄している。
戦略キックオフミーティングともなると、県知事7人がいらっしゃるというくらいの規模なのでとてつもない大きな組織体といえる。

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さらに驚くのが瀬戸内DMOには「せとうち観光推進機構(以下機構)」といういわゆるDMO法人と対をなす形でもうひとつ「株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション(以下SBC)」という会社が存在している。
ここは地銀12行に加えて政府系金融機関や信用金庫なども出資している企業でいわゆる地域の観光事業を底上げするためのファンドや融資を行う金融組織として存在している。

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「地域のイノベーションに必要なのは新規事業のチャレンジ。ただ既存の事業チャレンジでは事業ポテンシャルも投資にも限界がある。今回の座組みは「規制緩和」×「投資」をダブルで進められる座組みを形成することで今までにない事業領域を生み出せる可能性を創れる。」

支援メニューも、1.ファンド、2.融資、3.クラウドファウンディングと大小すべてそろっている。
つまり新しい事業チャレンジを生み出すために機構が地域内の法整備や規制などを変革しながら、SBCが従来の枠組みでない融資を行いながら新規事業を後押ししていくというやり方。
確かに地域を引っ張るのは行政と地銀。
この2つのいいところを機構という民間組織が介在することで新しい事業チャレンジを誘発させるスキームを作っている。

「日本でDMOに取り組む自治体は数多くあると思うが、せとうちDMO最大の特徴はこの機構とSBCの両方を同時に備えていてかつタッグを組んでるところ。片方で地域内の法整備や規制を緩和させながら新しい事業が起こりやすいように地域内の環境を整えながら、もう片方で事業者(特にリテール事業者)がより資金を得やすく新しい事業にチャレンジしやすくなる環境を整える。この両方の組織を同時に持って推進しているのはうちだけだと思う。」

と言われせとうちのやり方がロールモデルと言われる理由が非常にすっきりした。
さらに、

「あえてこの2組織を別法人にしているのにも理由がある。それはこの2つが1つだと互いの良さを打ち消しあう可能性がある。それを起こさないためにあえて分けている。」

とも。この座組みの設計力がハンパなく凄いと感じた。

「人を動かす原動力は大衆は「大義」。個人は「欲求」。この形だと両方の気持ちに互いに独立しながらアプローチできる。」

気仙沼とどちらがどうということではなく、単純にこの規模間と金融を巻き込んだ事業チャレンジを促すスキームづくりという点については非常に参考になった。
(ただ単一市町村でこのモデルが実現できるかといえば、金融機関にとってのスケールメリットがないため厳しいが。)

冒頭のこの話だけでスタートから約2時間。
正午から始まった視察レクチャーはほぼ休みなく続いて終わったのはなんと20時。。

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書ききれないくらい学び満載なのでこれ以降はまた別の機会に書こうと思う。
posted by インディ at 01:24| 宮城 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする