2017年01月31日

例えるなら『アプリ』と『OS』

[気仙沼出向生活1347日目 残り59日]

気仙沼出向まもなく4年満了。
1年目は、
地域というものに慣れて、まずは都会との価値観の違いを教えてもらい、
2年目は、
そんな地域の方々とおもしろい取り組みを始めて、
3年目はその取り組みを事業化して、
4年目はその事業がまわるための地域のしくみをつくる仕事に没頭している。

スマホに例えるなら去年までは環境に慣れて仲間を見つけておもしろいアプリ開発に没頭してた感じで、今年はOSの開発に没頭してる感じ。
その中でアプリ開発では見えてこなかった存在の方が実はOSでは非常に重要な役割を担ってることに最近よく気づく。
行政、商工会議所、地銀、地元メディア、NPO、まちづくり協議会、、
ここのところは地味だけどダメージのデカイことや昨日、今日もそんなことを発見して鳥肌がたった1日。
そして「地域で動く」と決まった時の全体の力にも驚く。例えるなら今日はアプリでよくある『PUSH通知』の機能の役割を担っていた方との会話か、、
おもしろいコンテンツの裏にはこういうアプリ横断型の裏方でなくてはならない方もいる。
地域って深いなぁ、、
地域のメカニズムって地味でめんどくさいけど(おっと!?)でもおもしろい。

posted by インディ at 23:37| 宮城 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月21日

『地方創生』『DMO』を取り組んで感じる個人的モヤモヤ

[気仙沼出向生活1339日目 残り80日]

今期末の目玉であり、自身の気仙沼出向最後の仕事である気仙沼型のDMO事業の事業者説明会が本日終了。
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このスキームは、スイスツェルマットのDMOスキームを参考に日本の状況を鑑みていろんなアレンジ、工夫を議論検討しながら構築した、成功すればある種の日本型DMOのスキームになると思う。
現在それに協力をいただき、今日もご講演頂いたJALマイレージの生みの親、斉川さんからも

「この気仙沼モデルが実現すれば世界初のモデルになると思う。」

と今日も何度も言っていただいた。
たぶんそうなんだと思う。

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ただ複雑でよくわからないという声もたくさんいただいたので自分なりにまとめると
このスキームの特徴は簡単に言えば以下3つだと思ってる。

1.地域そのものが地域ALLの意思決定ができる経営ボードを持ち、

2.地域自身が自地域全域に誘客するマーケティングと誘客部分を担う役割を持ち、レバレッジを効かせて自地域に人とお金を引っ張り込み、

3.地域全体の事業者に落とされる売り上げを上げると同時にそれと連動したある種の疑似目的税的な財源確保をベースにサステナブルな事業継続を実現していく

この3点を同時に具現化できるかというトライになる。
さらにそれを今後、地元市民の暮らしの向上と結びつけてしまって地域内でお金を循環させるというところまで視野に入れているのでやることは多く相当難易度は高い。

これは言い直せば地域側が情報とお金を握りイニシアティブをとるという取り組みだろうし実現できるかやってみないとわからないが、これから人が減り続けるローカルにおいてチャレンジするしかないし地方創生のビッグチャレンジと思えば検討してきた1人として取り組む意義と納得度は非常に高い。
(ただ定着していくにはたぶん10年くらいはかかるんだろうなあとは思う)

一方で、僕自身「じゃらん」という都会のOTA(オンライントラベルエージェント)の立場の企業に身を置いている人間としては見ようによってはこれは今後脅威になるとも言える。
元来OTAは自社で取り込む膨大な顧客リストをベースにそれを満たす在庫のみを地域側にお願いして補充させていくモデルであり、あくまで情報(顧客リストやユーザーニーズ)とお金のイニシアティブは地域に渡さない。
ところが今回はこの情報とお金の両方を渡してしまうことになりこれは取り組みようによっては競合モデルにもなり得るように思う。
ましてや今回の気仙沼モデルの費用はOTAのそれより相当安い。
地域側かから見れば自発的創造だが、OTAから見れば破壊的イノベーションに映る部分もあり、ここのところがこのチャレンジに対してなんとなく個人としてモヤモヤしていたところ。
この取り組みを推進すればするほど自社の脅威になるのではないかという、、笑
ただ地域側はその分の事業リスクを背負うことになりこれまで大手企業や中央省庁からの送客、送金頼みだったところからいかに自立できるかにかかってる。

ただこの流れに抗わず肯定的に受け止めてしまえば、これは二律背反するものではなく、地域とOTAの協働できるモデルにもなるとも思える。
このモデルを前提としたマーケティング支援や営業支援など考えていけば白地はたくさんある。
論点は、この地域還元への時代を肯定しながらどこで介在することが一番喜ばれるか?を考えることなんではないかと。

ここのところのモヤモヤを一度言葉にしてまとめてみたかったので少しスッキリした。
しかしそれにしても初見の人に説明するには本当に難しい事業だと思う。
こういうことを考えられる関係者がもっと全国に増えるといいなあ。


posted by インディ at 00:03| 宮城 ☔| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

肌で感じる震災遺構

[気仙沼出向生活1337日目 残り82日]

震災遺構の候補地の気仙沼向洋高校に委員として視察。
初めて中を詳しく見させてもらう。
自分の肌で感じながらこの場所をどう残すのか熟議するという検討。
遠目に校舎4階がエグれていて破損している部分は見ていたが、

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中がこれほどまでに被害を受けていたとは、経験して初めて知りました。

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中には、サンマが腐ってた後がまだリアルに残っていたり、

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車が押し潰れていたり、

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想像を絶する風景に唖然となりました。
足場も悪く、この現場をどう残し伝えるのか?
外観とは違う圧倒的な驚きに、この恐ろしさをどう残すか?
4階校舎に逃げた人は助かったと聞いていたが考えてみればそれは結果論で、その上の屋上まで逃げた人がいよいよだめだと思って思わずそこから学生机に登ってしまうくらい追い込まれてたという話を聞いて自分の命が追い込まれた時に、自分が取る行動のことはどうなるんだろうとふと感じてしまう。
この遺構の残し方についての重要性について改めて考えさせられました。
posted by インディ at 01:50| 宮城 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする