2016年01月12日

気仙沼仮設生活終了。

[気仙沼仮設生活977日目]
気仙沼仮設生活最終日。
先ほど無事引越しが完了。

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当初予定の2年間を7ヶ月超えた生活となりましたが、本日をもって終了しました。
引越しが終わり選別のプレゼントを持って真っ先に一番お世話になったお隣の爺と婆のところに。

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玄関にいらっしゃった瞬間の自分の言葉に驚いた。

「今まで申し訳ありませんでした。」

感謝より先に謝罪が自然と口から出てしまう。

「ちょっとは世間のことがわかったか?」
「はい、すいません。でも本当にありがとうございました。」

最後までお叱りモードですが、それも当然。こちらが相当ご迷惑をおかけした結果。
都会の「無縁社会」しか知らない自分は、ここでの生活で近隣との「縁」を感じた生活を初めて経験させていただきました。畑との出会いも自分の考え方が大きく変わった経験の一つ。

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ただやっぱり仮設住宅はいろいろ不便が多いので自分もストレスになったのも正直なところ。

- 仮設のつくりではやはり冬の寒さは相当堪えた。
- 壁が薄いから隣の生活音が丸聞こえ。
- 山奥の仮設のため仕事で夜遅くに帰るだけでも車のエンジン音がうるさいと怒られる。
- いくら取っても気づいたらまたできる蜘蛛の巣

他にも言い出せばキリがない。
だけどこれが現実の仮設生活であり、今なお自宅を津波で流されそういった暮らしをしていることが多いという現実を震災記憶が風化してきている都会の人には改めて是非知っておいて欲しいと思う。

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新しい家は思いのほか快適。家ってこんなに快適だったんだ、という気分になった今日。でもその新居を改めて見ると実は東京の自宅の広さのたった半分。要は自身が「家のありがたみ」を理解したということなんだなと気づく。
ただ今の気持ちを正直に言うとあまり晴れやかな気分でもない。
率直な気持ちをいうと、ホッとしたというよりこれでラストスパートなんだな、という感じが強い。
地元でまだ仮設暮らしの方々が5000人近くもいる中で先に引っ越した自分に何ができるのか?そもそも自分がここに残る意味があるのか?と。
いみじくも今日教えてもらいましたが、僕ら出向者がいる期間は残り445日だそう。
ここからの最後の過ごし方で僕らが来た意味があったのかどうかも決まるようにも思う。
そしてまたお願いしたいのは地元の皆様にも僕らの活動をどう地元で継続させていくのか一緒に考えていって欲しいと思います。
先に去っていった仲間や今、一緒に取り組んでいる仲間のためにも改めてこの現場に真摯に取り組みたいと思う今日この頃。
いずれにしても「気仙沼仮設生活」は本日は終了です。
長い間ご愛読いただきありがとうございました。

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posted by インディ at 23:35| 宮城 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする